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講演会出席:「発達障がいのある子の親支援」

2月25日(土)13:10~15:10 社会福祉総合センター(中央区大通西19)
「発達障がい児を育てる保護者を支援するための講演会」に夫婦で出席しました。

子どもたちは中学時代からの親友のところへ預けて^^

この講演会は
誰がどのような内容で講演されるのかわからずに申し込んだのですが
出席できて、本当に良かったと思いました。

講演されたのは
NPO法人 えじそんくらぶ代表の 臨床心理士 高山恵子さんです。

この講演会のなかで
はじめて
ペアレントメンターという
なんらかの発達障がいをもつ子どもと保護者の通訳的な存在をするという活動を知り
それは
今、まさに私が求めてやまないものだったりして
心の中で「BINGOー!」と叫びました。
これからの日々、ペアレントメンターについて執拗に調べることになりそうです(笑)

そして
高山さん自身もADHD(注意欠陥多動性障害)ということで
ADHDの生の声が聞けた…というか
「私だってもう少し頑張ればできる!」そう思いたい、信じたいというADHDの方の
健気で、ひたむきで、まっすぐな思いが胸を打ちました。

さらに
私は、こっつんに
なんとかして成功体験を多くさせよう!と意気込んでいましたが
今回の講演では目からウロコがぼろぼろと…

「失敗する」ということを当たり前と認識させ
「失敗したらそこからどうするか」を繰り返し経験するのは
成功体験と同じくらい大事…
失敗後の回復力をつける「レジリエンシー」という考え方!

いや、本当にそうですよね。
成功ばかりの人生って、発達障がいでなくても
定型発達でも多くの人がありえないのだから。。。

これ、肝に銘じて、今後も母親業に勤しみたいと思いました。

そしてそして
帰り際、主人と一番話題になったのは
定型発達の人たちが使う「ちがう」の意味合いの多さ!

私たち親が
「それ、ちがうわー!」とかける言葉が
こっつんや、ほかの多くのPDD(広汎性発達障がい)の子どもたちにとって
どれほどの戸惑いを生むか!

「ちがう」っていう、日本語は
その場の状況に合わせてすごく変わるんですよねぇ。
定型発達の人は
当たり前のように、その場の雰囲気を察して
その場にあった適当な意味を、考えるまでもなく理解しますが
PDDの人の多くは、そうはいきません。

ち、ちがうって?
どういう意味のちがう?
incorrect?(不正確、不適当)
wrong?(誤った、前違えた)
mistaken?(失敗した)
different?(異なる)
disagree?(一致しない)

……そうなんです。
「ちがう」なんていう、曖昧な言い方、よくありません(笑)

これから、娘たちには
より一層、正確な言葉遣いをしようと思った私たちでした。
正確な言葉を使いつつ
「でも、こういう場合は、~~~って言う人もいるよ」ってね、教えればいいんですよね。

この講演会では
下記の本を購入しました^^

   


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