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公開講座出席:発達障がい児者支援と家族支援を考える(クローバー主催)

NPO法人 北海道学習障害児・者親の会 クローバー主催の
公開講座「発達障がい児者支援と家族支援を考える」に出席しました。

この公開講座は
「ペアレントメンター」という
一般的に発達障がい(の元になる)特性のある子どもを育てている親が
その経験を社会に還元していくという活動について
さまざまな立場の方たちが、いろいろな角度からレクチャーしてくれるものでした。

お話してくださった方々は…

北海道教育大学旭川校 特別支援教育分野の安達 潤先生や
札幌市保健福祉局 障がい保健福祉部長の天田 孝さんや
北海道保健福祉部 福祉局 地域福祉担当局長 内海 敏江さんや
北海道大学教授でクローバー顧問の室橋春光先生
札幌市自閉症・発達障がい支援センターおがる所長の加藤 潔さん
クローバー副理事長の長田じゅん子さん

です。

↑あぁ…漢字ばかりイヤだわ。読む気がしない(笑)

よし。
誤解を恐れず、ちょー簡単に書くことにします。

メンター(menter)とは
「信頼のおける相談相手」ということです。

つまり

私のような、決して楽しくはない(個人的な感想です^^;)手さぐり子育てをしてきたお母さんが
今、まさにご自分のお子さんの発達や生活態度などについて悩まれているお母さんの
話を聞き、有益な情報を与え…
精神的な負担や不安を少しでも軽くしてあげられるような活動のことです。

この活動は
全国的に盛り上がりを見せています。

本当に必要とされている活動だ、と私は思っていますので当然の成り行きかな。


自分の子どもが発達のことなどについて
誰かに指摘されたとき…
私たち母親は

自分の子どもが発達障がいですって?
まさか…?
なんで、うちの子が?
ってゆーか、発達障がいって何?

そんなぐちゃぐちゃの不安状態になってしまいます。
そのような状態のとき
同じような経験をしたお母さんが、そっとそばにいて
「うん。うん」と親身になって話を聞いてくれる…
そして、必要な情報をくれる…
今、目の前にある事実を少しだけ冷静に見られるようになる…
…そういう活動をするのが
ペアレントメンターです。

なんとも残念なことに
発達の問題は目に見えません。

…なので、診断にも時間がかかる場合があるし
診断は出たけれど、その子の特性がつかめて、適切な療育環境が整うまでは
必ず「空白の期間」がでてきます。

その間の母親の苦悩、不安は、相当なものです。

この期間の母親こそ、支えて欲しい!

自分が何をどう不安がっているのか、
どうやってことばにすればいいのか、
誰に話せばいいのか、
などなど
本当に本当に
ものすごい苦悩のウズマキに、ぐ~るぐるに巻かれている状態なんですよ。

そんな状態をほぼ自力で乗り越えられてきたメンターさん。
そんな方に話を聞いてもらうなんて、本当に心強いと思います。

ペアレントメンターの活動や必要性は

行政などの公的機関の支援内容にも盛り込まれつつあり
札幌市でも
平成24~29年度さっぽろ障がい者プランの中に組み入れられているようです。

一刻も早く、当たり前の制度・活動になってほしい!

そして私の専属を…(笑)

コメント

  1. ハハラボがメンターを導入するスタイル、なんとかとれるといいなあ、とおもいました。
    がんばっていきたいものですね。

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